【天上界】
主にホウネリウスと有翼人種が住んでいる世界。
有翼人種という大きな枠の中に一部分、ホウネリウスという種族が存在する。
寒暖の差があまり無く、春のような陽気の日が多い。
悪天候になることはもちろんある。
上と下にバリアの様なものが張られており、
他世界との交流は完全に遮断されている。
ただ強い魔力を持つものには分かる、盲点が存在するらしい。
国という概念はないがいくつの区分に分かれており、各々に長が存在する。
中央には女神エヴァを祀る神殿が存在し、
宣託を任された巫女や司祭が生活している。
この神殿が全ての区分に影響力をもたらしているから、
神殿のものが天上界を動かしていると言っても過言ではない。
とはいえ平和な時が続いているため、人々はのんびりと暮らしている。
天上界の者は親から、必ずエヴァについての物語を聞かされているため、
物心ついた頃から天上界の人間は下等で悪いものだと信じている。
《用語説明》
【ホウネリウス】
エヴァの血を引くものの総称(語源は英語の『神聖』より)
その数は極小であり、見た目だけではホウネリウスかどうかは分からない。
しかし普通の有翼人種よりも、遥かに魔力許容量が多い。
ホウネリウスの中には4枚翼、6枚翼のものもいると言われているが
真相は定かではない。
【有翼人種】
天上界に住まう人種。白い翼を持つ。ほとんどの人間が2枚翼。
全体的には、色素の薄い髪や瞳をしている事が多い。
翼は場所に構わず隠す事が出来る。
【女神エヴァ(英語のeverより)】
下界を創ったとされる女性また、下界・上界共通の女神。
その容姿は詳しくは伝えられていないが、
とても美しい人だったとされている。
一部地域の伝承によると、金色の長い髪に6枚翼だったとか。
その魔力はこの世最初にして最後の強さだったといわれており、
全ての力を凌駕したと伝えられている。