『偽翼』


この空を飛べるのか
…もう蒼くはない天空の彼方を

この翼で飛べるのか
…濁った純白の羽で

――飛べるのか――

羽根を持たない鳥は言った
『その綺麗な羽根が欲しいと』

純白の翼で飛ぶ塊は言った
『その頼りない双翼で飛べるのかと』

―飛べるさ―

この翼が濁った白なのは
色々な色を、
想いを皆に貰ったお陰で

双翼がギシギシと軋むのは
何人もの人々が 
この翼を背負ったせいで
飛んだせいだ

―だから 飛べる―

皆の想いを背負ってきた背中だ
例え重すぎる翼でも
重さに砕け散るような柔(やわ)な背中じゃない

―なら、大丈夫だろう?―

そうさ 飛べる

僕は偽物の翼で
偽りの空を架ける……――

―それは真実だから―
















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飛由ちゃんが1600踏んだけど生憎キリバンではないので
リクとして差し上げました。お題は『偽翼』でしたねvv(翼ラブ><v)

当初、このお題貰った時は、絶対この詩は暗くなるって
予想してたんですけど……結構明るいですね。
ってか、かなり前向き?
羽根を持たない鳥とか、そう言う言い回しが結構好きかもです。
でも全体的にはチョイと微妙(泣)。
ま、こう言うのもありかなぁ思いまして(をい)。
色々矛盾しておるような気がするのは無視して読んで下さい(何)。
最期の言葉が(ナレーション?)が結構オキニvです。











 
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